2012年7月11日水曜日

泉界隈(旧北国街道上口)

この通りを歩くのは初めてだ。





















ここは、昔の北国街道で、京都、大阪へ行く人はここを通った。
昭和の初めに南端国道ができるまでは、ここを通る人や、店も多く、にぎわっていたらしい。
昔の面影を残した家が今でも残っている。





















この通りにある国造神社は西暦380年頃というから歴史は古い。
ご祭神は、石川県を作ったといわれる賀我の国造大兄彦の命で、
あわせて大国主命と菅原道真の神霊も祭ってある。
今ある建物は明治40年に造ったという。


千代尼塚で知られる念西寺がここにある。
千代尼とは加賀の俳人千代女のことで、千代尼が37回忌のとき(1811)
に塚が作られた。
1750年ごろ、3~4年間、念西寺に寄宿していて、付近の人と俳句を通して
交わりを深めたという。
「あさがほや釣瓶とられて貰ひ水」の句は有名。


野町方面に向かって歩いていくと、斜めに曲がっていくところに泉八幡神社がある。
加賀の国の守護の富樫泰高が建てたといわれ応神天皇が祭ってある。
富樫泰高といえば、あの「長享の一揆」で自害した富樫政親が滅んだあと、守護職についた。























そういえば、私が学生時代だった昭和44年、この付近に自衛隊のジェット機が墜落し、
死者4人、焼失家屋が多数の大惨事となった。
私は学校にいて、消防車がサイレンを鳴らして走っていったのを覚えている。



より大きな地図で 念西寺 を表示