2012年12月9日日曜日

末浄水場、板屋神社、内川スポーツ広場

秋の一般公開されるということで、末浄水場へ行った。
ここは2009年に国の名勝に指定された。





































末浄水場は金沢市で最初に建設された浄水場で、昭和5年にできたから
80年以上前である。
犀川上流部から引いた、江戸時代にできた寺津用水を水源としている。




















実は私は60年前にここを訪れている。というのも幼稚園のバス遠足で末浄水場に
来たということだけを覚えている。そのときの情景はまったく覚えていない。

年4回だけ公開しているということで、市の職員らしい人が用水の水を飲み水に
するまでの工程を丁寧に説明してくれた。

緩速沈殿方式と急速沈殿方式があり、緩速沈殿方式は今でも昭和5年当時の
ろ過装置を使っているという。





































屋根が緑色の面白い建物の中には、バルブや計器が備えられていた。
作業員がこの中に入って、定期的に調整したり点検するのであろう。





































ろ過池の水面は透き通っていて、紅葉した山が水面に映っていた。




















園内はきれいに整備され、天気がよかったので非常に気持ちがよかった。





































私は東京に約20年ほど生活したが、比較すると金沢の水の方がずっと
おいしかったという実感がある。

地図で見るとこの浄水場の少し山のほうに板屋神社と載っていたので
そちらへ車で行った。

江戸時代に板屋平四郎という人物がいたがこの人を祀ってあるのであろう。
この人は3代藩主の利常の命をうけて、犀川の取り入れ口から兼六園を経て
金沢城までの12kmの水を引いた辰巳用水を作ったことで有名である。

木造の鳥居があったが、かなり古いものと思われるが、一体いつごろ建てられた
ものであろうか。ちょっと荒れ放題になっていた。




















竹やぶの中を歩き、坂を上ると小さなお堂があった。たて看板もなく
ひっそりした感じであった。横に辰巳用水に使った石管があった。





































家に帰る途中にあった内川スポーツ広場に寄ってどんなところかを見に行った。
小さな子供たちが遊ぶ広場があり、二人でこぐ自転車や芝をすべるソリなどを
貸しており、ボール遊びなどをする広い芝生もあった。























































家から車で15分位のところにこんな遊び場あるとは知らなかった。
一度天気のよい日に孫を連れて遊び来ようと思う。

金沢には私の知らないところがまだたくさんある。

今日は天気もよく散歩には絶好の日であった。
今日の散歩時間2時間30分、歩数6800歩でした。

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