2016年12月9日金曜日

京都ドライブ(9) 京町屋散歩

京都ドライブ(8)の続きで、金沢には古い町家が多く残っているが、京都にも多く残っているのでどのように違うのか見たいと思い、「京町屋」を見に行った。古くから繊維の町と知られる西陣の方を歩いた。
















まず入ったのが「町家写真館」で、ここはある写真家の作品を展示する築130年以上の町家である。間口が狭く、奥行きが長い「ウナギの寝床」といわれる典型的な町家である。


























作り付けの収納階段とレトロな電話の周りに写真が展示されている。ここで、今日出来上がったこの人の写真集の本「大徳寺塔頭 聚光院」を買ったら、「第1号の人」と喜んでくれた。今から本屋に行って並べてもらうところだ」と言っていた。


























レトロな釜炉や井戸、まき、樽などが置かれた台所で、玄関から片側が土間で、奥の「坪庭」までつながっている。
















四季折々の風情がある木々や灯篭、飛び石などがある「坪庭」


























その斜め向かいの町家に入ったら、現在も「京友禅」をやっている作家さんの家だった。
















部屋には、西陣織(?)の振袖と、ここの息子の嫁が石川県の人だと言っていたが「花嫁のれん」が飾られていた。
















やはり奥には「坪庭」があり、部屋の横には天井が高く、大きな梁が通っている台所があった。2階の障子窓や換気のための「天窓」が見える。










































ランチに、近くの町屋を改造したカフェ「フォーカルポイント」という店に入った。
















店の中には天井が高くて、大きな梁が張られている広いスぺースが食事処になっていた。
1階はお客さんがいっぱいで、狭い中2階のテーブル席に座った。多くの梁が張られている町屋の建物の中が見えた。
















ここで、「チキンのソティー」とガラスポットにはいった生野菜を食べた。
















ランチ後、近くにあった西陣産地問屋「富田屋」という店舗と奥の住居からなる明治期の京都の町屋の典型的な建築物であるという家があった。ここは説明もしてくれるということであったが、結構高い拝観料ということで入ることをやめた。ちょっと見てみたかったが。
































この辺りを歩いていると、雰囲気のある町屋がいくつか見ることができた。ここの玄関には黒い格子と白い漆喰に壁に提灯が掛かり、灯篭のある前庭に、屋根付きの井戸などがあった。